Microsoftは、Windows InsiderのExperimental(26H1)チャネル向けにWindows 11 Preview Build 28120.3032(KB5124138)の配信を開始しました。

26H1は、そもそもAI PC向けのものですが、Copilot+ PC非対応でもインストールすることが出来ました。

今回のアップデートで最も注目すべき機能が、Windows 回復環境(WinRE)から直接OSを再インストールできる新機能「Cloud rebuild」です。
従来の初期化(Reset this PC)と何が違う?
これまでPCが起動しなくなった場合、ローカル回復領域に依存する「このPCを初期状態に戻す」か、別のPCを使って「インストール用USBメモリ」を用意する必要がありました。
新機能「Cloud rebuild」は、WinREから直接Windows Updateにアクセスし、クリーンな最新OSイメージとデバイスドライバの両方をダウンロードして完全再インストールを実行します。
- USBメディア不要: 別PCでインストーラーを作成する手間がゼロになります。
- ドライバも自動取得: メーカー専用ドライバも同時に取得されるため、再インストール後にネットワークや画面表示が動かなくなる心配がありません。
- ローカルの破損に左右されない: OSのシステムファイルが重度にクラッシュしていても復旧可能です。
Cloud rebuild の操作手順と画面遷移
手順1:Windows 回復環境(WinRE)を起動する
- Windowsが起動しない場合: 起動失敗を繰り返すと、自動的に青い背景のWinRE(オプションの選択)画面が立ち上がります。
- Windowsが起動する場合: 「設定」>「システム」>「回復」>「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」をクリックします。

手順2:WinREメニューから「Cloud rebuild」を選択する
- 「トラブルシューティング(Troubleshoot)」を選択します。
- 「Recovery and uninstall」を選択します。
- 一覧から「Cloud rebuild」をクリックします。

手順3:ネットワーク(有線LAN / Wi-Fi)に接続する
クラウドからOSイメージやドライバをダウンロードするため、インターネット接続を行います。
- 有線LAN: ケーブルが接続されていれば自動認識されます。
- Wi-Fi: 検出されたSSID一覧から選択し、セキュリティキー(パスワード)を入力して接続します。
【画像挿入場所③】
- 画像内容: WinRE上のWi-Fi接続・ネットワーク選択画面
- 代替テキスト(Alt): WinRE(Windows 回復環境)でWi-Fiアクセスポイントを選択して接続する画面
- キャプション: 有線LANまたはWi-Fiでネットワークに接続
手順4:対象ビルド・エディション・言語の確認
接続が確立するとWindows Updateへ問い合わせが行われ、インストールされる構成情報が表示されます。
- Target Windows build(対象ビルド)
- Edition(Home / Pro など)
- Language(言語)
内容を確認し、問題がなければ次へ進みます。
【画像挿入場所④】
- 画像内容: 再インストール対象のビルド・エディション・言語が表示された確認画面
- 代替テキスト(Alt): Cloud rebuildでダウンロードされる対象のWindowsビルド、エディション、言語の確認画面
- キャプション: インストール対象のビルドや言語を確認
手順5:データ消去の警告に同意して実行
Cloud rebuildは完全なクリーンインストールを行います。
- すべての個人用ファイル、アプリ、設定が完全に消去される旨の「Data-loss warning(データ消去の警告)」が表示されます。
- 警告内容を確認して確定すると、クラウドからのダウンロードおよび再インストール処理が自動的に開始されます。
【画像挿入場所⑤】
- 画像内容: 全データ消去の警告と同意ボタンが配置された確認画面
- 代替テキスト(Alt): Cloud rebuild実行前のデータ消去(全ファイル・アプリ削除)に関する警告画面
- キャプション: データ消去の警告を確認し、同意して再インストールを開始
手順6:完了後のセットアップ
- 一般個人PC: クリーンインストール完了後、初期セットアップ(OOBE)画面が立ち上がります。
- 法人・組織デバイス: 自動的に再登録(Entra ID / Intune)が行われ、ポリシーやプロファイルが再適用されます。
その他の修正点・注意点
- Hyper-V / Linux VMの共有フォルダー修正: HCS管理VMにおいて、Plan9プロトコル経由でホストフォルダーをLinux VMと共有する際、フォルダーが表示されない・アクセスできない問題が修正されました。
- 段階的なロールアウト(CFR): 「Cloud rebuild」は順次展開されるため、Build 28120.3032にアップデートしていてもWinREメニュー内にまだ表示されない場合があります。
- デスクトップの透かし: プレビュー版のため、デスクトップ右下にビルド番号のウォーターマークが表示されます。
予備PCが手元にないトラブル時でも、Wi-Fiや有線LANさえあれば復旧できる非常に実用的な新機能です。Experimentalチャネルを運用している方は、ぜひWinREのメニュー構成を確認してみてください。
公式HP : Windows 11 Insider Experimental (26H1) Preview Build 28120.3032
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