米Microsoftは2026年9月11日(日本時間12日未明)、Windows Insider ProgramのBeta、Experimental(実験的機能)、およびRelease Previewチャンネル向けにWindows 11の最新プレビュービルドを一挙にリリースしました。
今回のアップデートでは、エクスプローラーの検索性能向上や、右クリックメニュー(コンテキストメニュー)のカスタマイズ機能の強化・不具合修正などが導入されています。主な更新内容とビルド情報を分かりやすくまとめました。
📌 今回の主な新機能・変更点(Experimentalチャンネル)
特に注目される変更は、Experimentalチャンネル(Build 26340.9482)向けに配信された以下の2点です。
実際に配信されていることを確認しました。Experimental 25H2にて配布されており、バージョンは26H2です。

1. 「PC」検索がインデクサーベースになり大幅に高速化!
- エクスプローラーの検索機能改善
- これまでエクスプローラーの「PC」から検索を行う際、処理に時間がかかる場合がありましたが、今回のビルドよりWindows Searchインデクサー(索引)ベースに変更されました。
- これにより、エクスプローラーの「ホーム」画面と同様に検索速度が大幅に高速化され、よりスムーズにファイルを探せるようになっています。
2. 右クリックメニュー(コンテキストメニュー)の利便性向上
- カスタマイズを案内するヒント機能(Teaching Tip)
- 初回利用時にカスタマイズ機能の存在や使い方を案内するツールチップが表示されるようになりました。

- 初回利用時にカスタマイズ機能の存在や使い方を案内するツールチップが表示されるようになりました。
- メニュー項目の非表示設定
- 設定画面から「コンテキストメニューのカスタマイズ」項目そのものを非表示(無効化)できるようになり、ユーザーの好みに応じた自由度がさらに向上しました。

- 設定画面から「コンテキストメニューのカスタマイズ」項目そのものを非表示(無効化)できるようになり、ユーザーの好みに応じた自由度がさらに向上しました。
- 「送る(Send to)」の不具合修正
- 右クリックメニュー内の「送る」オプションが意図通り動作しないことがあった複数の軽微な不具合が修正されました。
3. セキュリティ:メモリ整合性(HVCI)の自動有効化対象が拡大
- サポート対象PCへの展開拡大
- 要件を満たすPCにおいて、更新プログラム適用時に「メモリ整合性(HVCI)」が自動的に有効化される対象が拡大されました。
- 高度なセキュリティ機能への準備を目的としており、既存のユーザー設定やIT管理者ポリシーは尊重・維持されます。
4. 画面キャプチャ:録画中の枠線が「赤色」に変更
- アクティブ録画エリアの視認性向上
- 画面キャプチャ・録画中に表示される枠線(インジケーター)が、従来の「黄色」から「赤色」に変更されました。現在録画中である範囲がより直感的に識別しやすくなっています。

- 画面キャプチャ・録画中に表示される枠線(インジケーター)が、従来の「黄色」から「赤色」に変更されました。現在録画中である範囲がより直感的に識別しやすくなっています。
5. タスクバーおよび設定のUI改善
- 小さいタスクバーアイコン時のIME表示改善
- タスクバーで小さいアイコンを使用している際に、IMEアイコンのスケーリング(拡大縮小)が適切に表示されるよう改善されました。
- 「一時ファイル」画面のデザイン微調整
- 「設定」>「システム」>「ストレージ」>「一時ファイル」ページのビジュアルデザインが一部調整されています。
6. 重要な不具合修正(Fixes)
- 画面の明るさ(輝度)のグレーアウト問題を修正
- 直近のビルドで一部のInsider環境において、明るさ設定が予期せずグレーアウトして操作できなくなるなどの問題が修正されました。
- マウスカーソルのカスタマイズ不具合を修正
- マウスカーソルの設定変更が正しく機能しない問題を解消しました。
- 再起動後に壁紙が元に戻る問題を修正
- デスクトップの背景(壁紙)を変更しても、PC再起動後に設定が保持されない不具合が修正されました。
📌 Experimental (Future Platforms) 向け新機能・修正点(Build 29667.1000)
次世代プラットフォームや将来のWindows機能を見据えた「Experimental (Future Platforms)」チャンネル向けには、Build 29667.1000が配信されています。こちらの主な変更点は以下の通りです。
※公式アナウンスによると、環境によっては配信開始からデバイス側で検知・受信できるまでに最大30分程度かかる場合があります。
1. 「Emoji 17.0」のサポート追加
- 最新の絵文字セットに対応
- Unicode標準の「Emoji 17.0」がサポートされ、絵文字パネル(
Win + .)等から新たに追加された絵文字が利用可能になりました。
- 表現力やコミュニケーションの幅がさらに広がります。

- Unicode標準の「Emoji 17.0」がサポートされ、絵文字パネル(
2. ロールバック(アップデート失敗)問題の修正
- インストール時の不具合解消
- 一部のInsider環境において、ビルドのインストール処理中にロールバック(元のバージョンへの巻き戻し)が発生し、正常にアップデートを完了できない問題が修正されました。
📦 今回配信された各チャンネルのビルド一覧
本日配信されたビルド番号は以下の通りです。ご自身の参加しているチャンネルやバージョンに合わせてチェックしてみてください。
| チャンネル / 分類 | ビルド番号 |
| Beta | Build 26220.9472 |
| Experimental | Build 26340.9482 |
| Beta (26H1) | Build 28020.2991 |
| Experimental (26H1) | Build 28120.3002 |
| Experimental (Future Platforms) | Build 29667.1000(※反映まで最大30分程度要する場合あり) |
| Release Preview (26H1) | Build 28000.3079 |
| チャンネル / 分類 | ビルド番号 |
| Beta | Build 26220.9472 |
| Experimental | Build 26340.9482 |
| Beta (26H1) | Build 28020.2991 |
| Experimental (26H1) | Build 28120.3002 |
| Experimental (Future Platforms) | Build 29667.1000(※反映まで最大30分程度要する場合あり) |
| Release Preview (26H1) | Build 28000.3079 |
📝 まとめ
今回の更新は、日常的に触れる「エクスプローラー」や「右クリックメニュー」の利便性向上に加え、セキュリティ強化や画面の明るさ・壁紙保持といったクリティカルな不具合修正がしっかりと盛り込まれた手堅いアップデートとなっています。
特にインデクサー連携によるファイル検索の高速化や、使い勝手が向上したコンテキストメニューは日常の作業効率を大きく引き上げてくれそうです。Experimentalチャンネル等に参加している方は、ぜひWindows Updateから最新ビルドを適用して試してみてください。




