長期間(たとえば2年間など)放置したパソコンの電源を入れたら、突然起動しなくなっていた……というトラブルを経験したことはありませんか?
「もう壊れてしまったのか」と諦めてしまいがちですが、実は簡単な手順で復活させられるケースがあります。この記事では、パソコンを放置すると起動しなくなる原因と、OSを再インストールして復旧させる手順を詳しく解説します。
放置したパソコンが起動しなくなる3大トラブル
パソコンを長期間通電させずに放置すると、主に以下の3つのトラブルが発生しやすくなります。
- SSDデータのエラー・消失(論理障害)
- 長期間通電しないと、自然放電によってSSDに保存されているデータが消えてしまうことがあります。
- バッテリーの過放電
- バッテリーが0%のまま長期間放置されると、保護回路が作動して二度と充電できなくなる場合があります。
- ボタン電池の消耗
- 内蔵電池が切れるとBIOS設定が初期化され、起動エラーを引き起こす原因になります。
HDDとSSDの「放置リスク」の違い
ハードディスク(HDD)は、物理的な衝撃を与えなければ意外と長持ちしますが、SSDは「自己放電」の性質があるため、保存状態(特に高温な場所)や放置期間によってデータを保持できなくなるリスクがあります。
- SSDの対策: 1年に1回(あるいは半年に1回)、定期的に電源を入れて通電させることがデータを守るコツです。
起動しなくなったパソコンを復活させる手順
もしSSDのデータが消えて起動しなくなってしまっても、OSを再度インストールし直すことでパソコン自体は復活させることができます。具体的な手順を見ていきましょう。
1. インストール用USBメモリ(メディア)の作成
壊れてしまったパソコンから直接USBインストーラーを作ることはできないため、別の正常なパソコンを使って作成します。
- Microsoftの公式サイトから「Windows 11のダウンロード」ページにアクセスする。
- 「Windows 11 インストールメディアの作成」にある「今すぐダウンロード」をクリックする。
- 8GB以上のUSBメモリをパソコンに接続し、ツールを実行してインストールメディアを作成する。
2. USBから起動してWindowsを新規インストール
作成したUSBメモリを、起動しなくなったパソコンに接続します(端子の形状に合わせてアダプター等を使用)。
- パソコンの電源を入れ、USBデバイス(リムーバブルデバイス)から起動する。
- セットアップ画面が表示されたら、言語やキーボードレイアウトを選択して次へ進む。
- インストール先のパーティション画面で、既存のパーティションを一度すべて削除する。
- 新しいSSDの領域を選択し、インストールを実行する。
3. 初期設定とデバイスドライバーの導入
インストールが完了したら、初期設定(ローカルアカウントの作成など)を行います。この時点ではタッチパッドや無線LANなどが正常に動作しない場合があるため、以下の手順でドライバーを導入します。
- インターネット接続環境を確保する(有線LANやUSBテザリング等を利用)。
- 使用しているPC/ミニPCの型番と「ドライバー」で検索し、公式サイトから必要なドライバーをダウンロードして展開する。
- ドライバーのインストーラーを実行(必要に応じて「管理者として実行」)し、再起動する。
- デバイスマネージャーを確認し、エラーがなくなっていれば完了です。
まとめ
長期間放置したパソコンが起動しなくなっても、SSDの論理障害であればOSの再インストールやドライバーの適用で再び使えるようになります。
「もうダメだ」と諦めてしまう前に、ぜひ今回の手順を参考に復活を試してみてください!