ORICO D10 NVMe SSDは、手頃な価格で優れたパフォーマンスを提供する、コストパフォーマンスに優れたSSDです。
SSDとしては一般的な5年間の保証です。ジャンルとしては話題の激安中華SSDとなりますので万人にお勧めする製品ではありませんが、その中でトップクラスの安さで安心して購入できる製品であることが魅力です。
動画版
他の方のレビューを見ると容量により、コントローラーやNANDの種類が違います。同じ容量でも違うことがありそうです。
容量 | 読み取り速度 (最大) | 書き込み速度 (最大) | 書き込み耐性 (TBW) | 価格 (税込) | 割引クーポン | 適用後の価格 (税込) |
---|---|---|---|---|---|---|
128GB | 1,700 MB/s | 1,100 MB/s | 50TBW | ¥2,640 | 800円OFF | ¥1,840 |
256GB | 2,400 MB/s | 1,800 MB/s | 100TBW | ¥3,980 | 800円OFF | ¥3,180 |
512GB | 3,500 MB/s | 2,800 MB/s | 200TBW | ¥6,280 | 25%OFF | ¥4,710 |
1TB | 3,600 MB/s | 3,000 MB/s | 400TBW | ¥9,980 | 2500円OFF | ¥7,480 |
Amazonで追加クーポン「ORICOD10SSD」を買うとさらに安くなります。
容量 | 価格 (税込) | 割引クーポン | 適用後の価格 (税込) | 追加クーポン10%OFF |
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1TB | ¥9,980 | 2500円OFF | ¥7,480 | ¥6,482 |
サーマルシリコンパットがおまけでついています。ネジとドライバーもついています。
ORICO D10 1TBをレビュー用として頂きました。シールをはがして戻した時に斜めになりました。
シールをはがすと保証が無くなる場合があるので要注意。DRAMはありません。
左下のコントローラーは、Maxio MAP1202でした。
NANDは、PF938PG 4BC20 NY296 L6C8とかかれていますが、詳細は分からず。
フラッシュIDからMicron 232L(B58R) TLCでした。Micron ロゴがないのがとても怪しいです。
裏側にも記載があります。
片面実装で何もありません。
『フラッシュID』から調べました。
v0.361a OS: 10.0 build 22631 Drive : 0(NVME) Scsi : 1 Driver : W10 Model : ORICO Fw : SN13126 HMB : 16384 - 16384 KB (Enabled, 16 M) Size : 976762 MB [1024.2 GB] LBA Size: 512 AdminCmd: 0x00 0x01 0x02 0x04 0x05 0x06 0x08 0x09 0x0A 0x0C 0x10 0x11 0x14 0x80 0x81 0x82 0x84 0xC1 0xC2 I/O Cmd : 0x00 0x01 0x02 0x04 0x05 0x08 0x09 Firmware id string[1C0] : MKSSD_501003000131260000,Jan 17 2024,14:37:34,MAP1202,KTH1CALC Project id string[180] : r:/04_Nand_Porting/03_B58R/01_Trunk Controller : MAP1202 NAND string : MT29Fxx08ExLCH NAND MaxPE cycles : 3000 NAND Freq : 1200 Channel number : 4 CE number : 2 Total bank : 8 Flash type : TLC Blocks/CE : 3402 Pages/Block : 2784 Page size : 16 Planes(?) : 6 Die/CE : 1 HSPD capacity : 310 HSPD blocks : 17 Normal blocks : 543 Ch0CE0: 0x2c,0xd3,0x8,0x32,0xe8,0x30,0x0 - Micron 232L(B58R) TLC 1024Gb/CE 1024Gb/die Ch1CE0: 0x2c,0xd3,0x8,0x32,0xe8,0x30,0x0 - Micron 232L(B58R) TLC 1024Gb/CE 1024Gb/die Ch2CE0: 0x2c,0xd3,0x8,0x32,0xe8,0x30,0x0 - Micron 232L(B58R) TLC 1024Gb/CE 1024Gb/die Ch3CE0: 0x2c,0xd3,0x8,0x32,0xe8,0x30,0x0 - Micron 232L(B58R) TLC 1024Gb/CE 1024Gb/die Ch0CE1: 0x2c,0xd3,0x8,0x32,0xe8,0x30,0x0 - Micron 232L(B58R) TLC 1024Gb/CE 1024Gb/die Ch1CE1: 0x2c,0xd3,0x8,0x32,0xe8,0x30,0x0 - Micron 232L(B58R) TLC 1024Gb/CE 1024Gb/die Ch2CE1: 0x2c,0xd3,0x8,0x32,0xe8,0x30,0x0 - Micron 232L(B58R) TLC 1024Gb/CE 1024Gb/die Ch3CE1: 0x2c,0xd3,0x8,0x32,0xe8,0x30,0x0 - Micron 232L(B58R) TLC 1024Gb/CE 1024Gb/die |
ORICOとだけ記載さています。
スピードは普通のPCIe 3.0の速度です。
300GBほど書き込みました。キャッシュがなくなっても567 MB / sあたりでキャッシュが切れた割には、速いです。
まとめ : コストを重視するライトユーザーに適したSSD
ORICO D10は、高性能を求めるユーザーよりも、コストを重視するライトユーザーに適したSSDと言えます。
TLC NANDを採用しながらも手頃な価格設定で、日常的な使用には十分な性能を備えています。ただし、大容量データの頻繁な書き込みを行う場合は、DRAMを搭載した高性能なモデルを検討する方が良いでしょう。
総合的に見て、ORICO D10は価格重視の選択肢として検討する価値のある製品だと言えます。