最後の最強の自作PCを作ろうと思っています。本ケースの使用でそろそろ引退かな(笑)
最強構成は以下の通りです。価格を抑えるためAMD Ryzen 9 7950Xからの使いまわしもあります。
パーツ名 | 品名 | 実質価格 | 購入日 |
---|---|---|---|
ケース | NZXT H9 Flow RGB+ (2025) CM-H92FB-P1 | - | - |
CPU | AMD Ryzen 9 9950X3D | 79,130円 | 2025年3月15日 |
グラボ | ZOTAC GAMING GeForce RTX 5090 AMP Extreme INFINITY | 206,307円 | 2025年3月22日 |
簡易水冷CPUクーラー 420mm | iCUE H170i ELITE LCD CW-9060063-WW | 37,407円 | 2022年10月30日 |
ずっと裸のケースと言えるオープンフレームで使っていますが、引退も兼ねて最後は服でも着させてあげようと思います。

個人的な見解として、最強CPUは「AMD Ryzen 9 9950X3D」です。AMD Ryzen 9 9950X3Dを冷やすには「簡易水冷CPUクーラー 420mm」が必要です。420mmクーラーを購入した当初はケースもなかったのですが2年も経過していよいよ充実してきました。
余談ですが2年前は420mmのクーラーも稀でした。NZXT H9 Flow RGB+ (2025)の黒モデルを導入しました。白の方が構造が見やすいので写真は白モデルです。
NZXT H9 Flow RGB+ ホワイトモデル

NZXT H9 Flow RGB+ (2025)が5月30日に発売
ケースについては各社毎年進歩が著しいです。
420mmクーラーが入る対抗として「LIANLI O11D EVO XL」と「LIANLI O11D EVO RGB」があり前者は3面に420mmファンが入り、後者は上面だけ420mmファンが入ります。
「NZXT H5 Flow RGB v2」も上面だけ420mmファンが入り、LIANLIとNZXTは良いライバル関係にあります。
分かりやすく表にすると以下の関係です。
メーカー | 3面420mm可能 | 上面420mm可能 |
---|---|---|
NZXT | LIANLI O11D EVO XL | LIANLI O11D EVO RGB |
LIANLI | NZXT H9 Flow | NZXT H5 Flow RGB v2 |
NZXT H9 Flow(2025年モデル)進化したデュアルチャンバーケースの実力
2025年5月にリリースされたNZXT H9 Flow(2025年モデル)は、従来モデルから大幅に進化したミドルタワーケースです。デュアルチャンバー構造による美しい配線と冷却性の高さはそのままに、最新のハイエンド構成や大型水冷クーラーにも余裕で対応できる設計となっています。
圧倒的な冷却性能と拡張性
新型H9 Flow最大の特徴は、天面および前面右側に最大420mmラジエーターを搭載可能になった点です。これにより、最新の大型水冷クーラーやハイエンドGPUの冷却にも余裕を持って対応できます。さらに、底面ファンの搭載数が従来の2基から3基に増加し、合計で最大10基のファンを搭載可能。実際に組み込んでみても、エアフローの強化をはっきり体感できます。
組み立てやすさと美しいビルド
ケーブルマネジメントは非常に快適で、バックコネクト(裏配線)対応マザーボード(ASUS BTFやMSI Project Zeroなど)にも標準対応。ケース内部の配線が一切見えない“超クリーン”なビルドが実現可能です。配線用の幅広チャンネルやベルクロストラップ、タイダウンポイントも充実しており、初心者から上級者までストレスなく組み立てができます。
デザインと使い勝手
パノラマビューの強化ガラスパネルは従来通りですが、2025年モデルでは前面右側ファンマウントが斜め配置となり、H6 Flow譲りのエアフロー設計を採用。全体的によりスタイリッシュで高級感のある仕上がりです。I/Oポートも前面下部にUSB 3.2 Gen 2x2(20Gbps)Type-Cを新搭載し、利便性が向上しています2。
2025年モデルと従来モデルの主な違い
項目 | 従来モデル(2023年) | 2025年モデル |
---|---|---|
最大ラジエーターサイズ | 360mm | 420mm(天面/前面右側) |
底面ファン搭載数 | 2 × 140mm | 3 × 140mm |
前面ファンマウント | 垂直 | 斜め配置でエアフロー強化 |
バックコネクト対応 | なし | 標準対応 |
ダストフィルター | 標準 | ナイロン製、着脱式(底面PSU部) |
I/Oポート | USB-C 10Gbps | USB-C 20Gbps |
カスタム水冷用フィルポート | なし | あり(天面下に給水口を新設) |
- 420mmラジエーター対応と底面3連ファン化により、冷却能力が大幅アップ
- 斜めファン配置やメッシュパネルでエアフロー効率が向上
- バックコネクトマザーボードに標準対応し、配線がさらに美しく
- PSU吸気部のダストフィルターが着脱式ナイロン製に進化
- 天面パネル下に給水口を新設し、カスタム水冷のメンテナンス性も向上
実際に使ってみて感じたこと
実際にH9 Flow(2025年モデル)で組んでみると、冷却性能の高さと作業のしやすさが際立ちます。大型ラジエーターやグラフィックカードも余裕で収まり、エアフローも抜群。ファンノイズが高回転時にやや大きい点はありますが、NZXT CAMソフトで細かく制御できるため、静音運用も十分可能です。
NZXT H9 Flowシリーズの違いと付属ファン数
**NZXT H9 Flowシリーズ**には、主に以下の3モデルがあります。
- H9 Flow
- H9 Flow RGB
- H9 Flow RGB+
それぞれの違いと、標準で付属するファン構成は以下の通りです。
モデルごとの主な違い
当初、「H9 Flow RGB+」が無駄にお高いと感じましたが、付属部品を考えると少なくとも無駄にお高くはないです。
モデル名 | 前面ファン構成 | 底面ファン構成 | 背面ファン構成 | 付属コントロールハブ | 主な特徴 |
---|---|---|---|---|---|
H9 Flow | F140Q Case Version ×3(140mm) | なし | F120Q Case Version ×1(120mm) | なし | 標準ファン搭載、RGB非対応 |
H9 Flow RGB | F420 RGB Core(140mm×3連結) | なし | F120Q Case Version ×1(120mm) | なし | 前面にRGBファン1基搭載 |
H9 Flow RGB+ | F420 RGB Core | F420 RGB Core | F120 RGB Core (CV) ×1(120mm) | あり | 前面・底面にRGBファン、コントロールハブ付属 |
※F420 RGB Coreは140mmファン3基が連結された1ユニットです。
各モデルの付属ファン数
- H9 Flow
- 前面右:F140Q Case Version ×3(140mm)
- 背面:F120Q Case Version ×1(120mm)
- 合計:4基(すべてRGB非対応)
- H9 Flow RGB
- 前面右:F420 RGB Core ×1(140mm×3連結、RGB対応)
- 背面:F120Q Case Version ×1(120mm、RGB非対応)
- 合計:2基(うち1基はRGB対応)
- H9 Flow RGB+
- 前面右:F420 RGB Core ×1(140mm×3連結、RGB対応)
- 底面:F420 RGB Core ×1(140mm×3連結、RGB対応)
- 背面:F120 RGB Core (CV) ×1(120mm、RGB対応)
- コントロールハブ付属
- 合計:3基(すべてRGB対応、F420はそれぞれ3ファン分の風量)
- **H9 Flow**は標準ファン4基(すべて非RGB)。
- **H9 Flow RGB**はRGBファン1基+非RGBファン1基(計2基)。
- **H9 Flow RGB+**はRGBファン2基(F420×2=実質6ファン分)+RGBファン1基(F120、計3基)、さらにコントロールハブが付属します。
仕様や拡張性はほぼ共通ですが、ファンの種類・数とRGBコントロールの有無が主な違いです。
まとめ
NZXT H9 Flow(2025年モデル)は、冷却性能・拡張性・ビルドの美しさ・メンテナンス性のすべてが大幅に進化した、現代のハイエンド自作PCに最適なケースです。従来モデルからの買い替えや、これから本格的な水冷・裏配線ビルドに挑戦したい方にも強くおすすめできます。
色はブラックとホワイトの2色です。
NZXT H9 Flow | |
NZXT H9 Flow RGB | |
NZXT H9 Flow RGB+ |