Windows 10 2025年11月セキュリティ更新「KB5068781」リリース
2025年11月11日、MicrosoftはWindows 10向けの最新セキュリティ更新「KB5068781」をリリースしました。この更新は、Windows 10 Enterprise LTSC 2021およびWindows 10, version 22H2に対応しており、主にセキュリティの脆弱性修正と品質改善が含まれています。
私の環境にも無事に適用されています。速やかに適用したい方は、「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」をONにしてください。

動画版も作りました。
更新の主な内容
- セキュリティ修正
今回の更新では、Windows 10のセキュリティに関する複数の脆弱性が修正されています。具体的な詳細はMicrosoftの「Security Update Guide」で確認できます。 - 品質改善
10月14日リリースのKB5066791で発生していた「Windows Update設定ページに『サポート終了』メッセージが誤って表示される」問題が修正されました。この問題は、Windows Updateの設定画面で誤った警告が表示されるという不具合でした。 - サービススタック更新(SSU)
今回の更新には、Windowsの更新プロセスを安定化させる「サービススタック更新(SSU)」も含まれています。特にAzure環境で動作するデバイスでは、証明書チェーンの更新により、今後の更新のインストールがスムーズになります。
重要な注意点
- Secure Boot証明書の有効期限
2026年6月以降、多くのWindowsデバイスで使用されているSecure Boot証明書の有効期限が切れます。このまま更新しないと、一部のデバイスで安全な起動ができなくなる可能性があります。事前にMicrosoftのガイドラインに従って証明書を更新しておくことを推奨します。 - 既知の問題
現時点では、この更新に伴う重大な既知の問題は報告されていません。
更新の適用方法
- Windows Update
通常のWindows Updateから自動的にダウンロード・インストールされます。 - Microsoft Update Catalog
独立パッケージを手動でインストールしたい場合は、Microsoft Update Catalogからダウンロード可能です。 - WSUSやオフライン環境
WSUSやオフライン環境では、事前に必要なSSU(KB5068780)を適用する必要があります。詳細はMicrosoftの公式ドキュメントを参照してください。
まとめ
Windows 10の2025年11月更新「KB5068781」は、セキュリティと安定性の両面で重要な修正を含んでいます。特にSecure Boot証明書の有効期限が近づいているため、ビジネスや個人利用問わず、早めの更新をおすすめします。
この記事は、Microsoft公式サポートページの情報をもとに作成しています。最新情報はMicrosoftの公式サイトをご確認ください。