可能な限り電源はコルセアで統一していました。今回は注意する点がいくつもあります。RTX 5090をコルセア電源で使いたい場合は、CORSAIR RM1200x SHIFTしか1200W ATX3.1の製品がありません。
RTX 4090のコルセア電源と言えばHX1000があります。今回は「CORSAIR RM1200x SHIFT」と「CORSAIR HX1000」との比較をします。
注意点
CORSAIR RM1200xのブラックモデルがATX 3.0かATX3.1 ホワイトモデルは必ずATX3.1
超難解にしているのが、ブラックモデルは購入してもATX3.1の確約がないこと。ATX 3.1対応モデルは2024年以降に発売されたものです。2023年以前のモデルはATX 3.0規格であるため、購入時には発売年を確認する必要がありますが、ショッピングサイトに明記されているのは2023年モデルばかりです。
CORSAIRの公式ホームページを見るとブラックモデルもATX 3.1対応と明記されておりますが、2023年以前はATX 3.0です。型番がどちらも同じためどちらになるかは運になります。サイレントアップデートによりATX 3.1対応になっています。しかしブラックモデルのほとんどはネットショップにてATX 3.0と明記されていてATX3.1と記載されているブラックモデルは見当たりません。
RTX 5090を使うならATX3.1の方がより安全に使うことが出来ます。私も本来ならブラックモデルが欲しかったのですがATX3.0版が来るとがっかりになるのでホワイトモデルを購入しました。
CORSAIRでは1200WのATX3.1は、CORSAIR RM1200x SHIFTしかない
1000W以下なら別の機種がありますが、なぜかCORSAIR ATX3.1対応の電源は、RM1200x SHIFTしかありません。RTX 5090を使うなら1200W以上の電源が推奨です。
CORSAIR RM1200x SHIFT側面にモジュラーコネクタを配置
サイドコネクタ設計のため、横幅210mm未満のケースやPSUシュラウドが側面を塞ぐタイプには非対応です。私は買ってから気が付きました。運が悪いと物理的に接続すらできません。購入前に自分のケースに入るか確認をしましょう。
CORSAIR RM1200xコネクタは従来製品との互換性なし
CORSAIR電源に統一する一番の理由は、ケーブルの互換性でした。しかし、「CORSAIR RM1200xはCORSAIR TYPE 5 MICRO-FIT CONNECTORS」とのことで従来のコネクターとは互換性がありません。
新しいケーブルは、カチっと差した感じがしないのでなんとも気持ち悪いです。
新しいコネクタは、一回り小さく、古い方は従来通りの大きさです。

CORSAIR RM1200x SHIFTの特長
CORSAIR RM1200x SHIFTは、上記の注意点をクリアすればATX 3.1規格に準拠しています。以前のATX 3.0規格から進化したこのモデルは、最新の電力管理技術やコネクタ仕様を搭載しており、次世代のPCビルドに最適です。以下にその特徴を改めて整理します。
ATX 3.1規格の特徴
- 12V-2x6コネクター
ATX 3.1では、従来の12VHPWRコネクターに代わり、新しい12V-2x6コネクターが採用されています。この設計は、電力スパイクへの対応能力を向上させるとともに、接続の安全性を高めています。 - 電力管理の改善
ATX 3.1では、150Wと0Wの電力レベルを維持するセンスピン機能が追加され、全体的な電源管理が向上しています。 - 効率の向上
ホールドアップ時間がATX 3.0の17msから16msに短縮され、効率がさらに改善されています。
CORSAIR RM1200x SHIFT ホワイトモデルの概要
- 規格: ATX 3.1 / PCIe 5.1に必ず対応
- デザイン: ホワイトカラーで、スタイリッシュな外観と優れた機能性を兼ね備えています。
CORSAIR RM1200x SHIFT の概要
- 140mm流体動圧ベアリングファン
自動速度制御機能を搭載し、低負荷時にはファンが停止する「ゼロRPMモード」により静音性を実現。 - 80PLUS Gold認証
最大90%の電力効率で安定した電力供給を提供。 - 日本製105°Cコンデンサ
高品質なコンデンサを使用し、長寿命と信頼性を確保。
仕様
項目 | 詳細 |
---|---|
出力 | 1200W |
寸法 | 180 × 150 × 86 mm |
重量 | 約2.0kg |
保証 | 10年間 |
入力電圧 | 100-240V |
DC出力 | +3.3V (20A), +5V (20A), +12V (100A) |
「CORSAIR RM1200x SHIFT」と「CORSAIR HX1000」との比較
大きさは同じです。

競合他社と比べるとCORSAIR RM1200x SHIFTは大きいかもしれません。HX1000は13.5cmファンですが、RM1200xは14.0cmと競合他社に比べても大きいのが特徴です。

電源側はシンプルなデザインです。

ラベルは天面に貼ってあります。

下の面にファイルを取り付けるのが一般的でしょう。

パッケージは小さめです。「CORSAIR HX1000」より一回り小さいです。

裏面はこんな感じです。

CORSAIR製品はビニールフィルムの外側に貼ってあります。誤って捨てないように注意しましょう。

私は無くさないようにセロハンテープで貼り付けました。配線の梱包もケースがなく質素です。
