ガジェット

レビュー ロジクール初 ガスケットマウント構造 新感覚のメカニカルキーボード K98M

執筆者:山崎信悟 マイクロソフト認定トレーナー。パソコン自作歴30年以上。元プログラマー。元大規模ネットワークエンジニア。現ブロガー・YouTuber。

2026年2月3日、株式会社ロジクールは同社初となるガスケットマウント構造を採用したメカニカルキーボード「Alto Keys K98M」を発表しました。2月26日に発売されます。

ロジクール様から頂くことが出来ましたのでレビューします。

打鍵音について

ロジクールの人気キーボード、特に「MX MECHANICAL」シリーズの3種の軸と、構造が大きく異なる「K98M」の打鍵音について解説します。

打鍵音は「スイッチの仕組み」だけでなく「筐体の構造」で決まるため、これら4つを比較すると、かなり個性が分かれます。

1. MX MECHANICAL シリーズ(ロープロファイル)

MX MECHANICALは、背の低い「ロープロファイル・スイッチ」を採用しています。一般的なメカニカルキーボードに比べてキーストロークが浅く、「カチカチ」というよりは「パチパチ」に近い、軽快でタイトな音が特徴です。

MX MECHANICAL 茶軸(タクタイル)

  • 音の印象: 「ポコポコ」「パチパチ」
  • 特徴: 押し込んだ時にわずかな感触(段差)がありますが、音自体は控えめです。メカニカルらしい操作感と静音性のバランスが良く、オフィスで使っても周囲に配慮しやすい優等生な音です。

MX MECHANICAL 赤軸(リニア)

  • 音の印象: 「スルスル」「サクサク」
  • 特徴: クリック感がなく、スムーズに底打ちします。3つの中で最も静かですが、底打ちした時の「コツコツ」という衝撃音がダイレクトに響きます。流れるようにタイピングしたい人向けで、音のトーンは低めです。

MX MECHANICAL 青軸(クリッキー)

  • 音の印象: 「チャキチャキ」「カチッ!」
  • 特徴: はっきりと高い金属的なクリック音が鳴ります。タイピングしている実感が最も強いですが、かなり音が響くため、静かなオフィスやWeb会議中には注意が必要です。

2. K98M(ガスケットマウント採用)

K98Mは、MXシリーズとは設計思想が全く異なります。最大のポイントは**「ガスケットマウント」**という内部構造です。

K98M ガスケット式

  • 音の印象: 「コトコト」「ドフドフ」
  • 特徴: * 内部にシリコンクッションを挟み込んでいるため、金属的な反響音(金属音)が徹底的に排除されています。
    • MXシリーズが「硬い机を叩く音」だとしたら、K98Mは**「厚手のマットの上で叩く音」**のような、しっとりとして落ち着いた低音が響きます。
    • 打鍵音の心地よさ(いわゆる「打鍵感の質」)を重視するなら、この4つの中で最も高級感のある音がします。

比較まとめ

モデル・軸音の大きさ音の高さ主な印象
MX 茶軸万能。迷ったらこれ。
MX 赤軸静か。滑らかな感触。
K98M上質。耳に優しい低音。
MX 青軸爽快。でも場所を選ぶ。

サイズ感について

上のMX MECHANICALと下のMX MECHANICAL MINIと中間のサイズを期待しておりましたが、K98MはほぼMX MECHANICALよりのサイズです。今時のキーボードのように横のベゼル(枠)を細くして欲しかったです。とても残念なポイントです。

ロジクール初の“ガスケット式”ビジネス向けメカニカル

ロジクールは、日本法人として新型メカニカルキーボード「Alto Keys K98M(K98MGR / K98MOW)」を2026年2月26日(木)に発売します。 価格はオープンですが、ロジクールオンラインストア価格は税込18,590円で、カラーはグラファイトとオフホワイトの2色展開です。

近年自作キーボード界隈でおなじみの「ガスケットマウント構造」を、ついにロジクールが正式採用したのがK98Mの最大のポイントです。 プレートとケースの間に柔らかい素材を挟むことで、打鍵時の衝撃を吸収し、柔らかな打鍵感と落ち着いた打鍵音を実現する構造になっています。

UniCushionガスケットとMarble Switchの打鍵感

K98Mでは、ロジクール独自開発の「UniCushion ガスケット」を採用し、「コトコト」としたソフトな打鍵音と指先に優しい打鍵感を狙った設計になっています。 メカニカルスイッチもオリジナルの「Marble Switch」を組み合わせることで、底打ちの硬さや耳に刺さるような打鍵音を抑えたのが特徴です。

ガスケットとスイッチの両方で衝撃を和らげる構造のため、従来の“カチカチ系”メカニカルとは違い、長時間のタイピングでも疲れにくい静かめなフィーリングを目指したモデルと言えます。 6キー同時押しにも対応しているため、ビジネス用途だけでなく、軽いゲームプレイにも十分対応できるスペックです。

白色バックライトとコンパクトフル配列

K98Mはテンキーと矢印キーを備えたフル配列ながら、デスクを圧迫しにくいコンパクト設計になっています。 レイアウトはJIS日本語配列(102キー)で、普段から日本語キーボードを使っているユーザーならそのまま違和感なく移行できる構成です。

暗い環境でも視認性を確保する白色バックライトを搭載し、輝度調整にも対応します。 自宅・オフィス・夜間作業など、環境に合わせて明るさを変えられるため、ハイブリッドワーク時代のビジネスキーボードとして扱いやすそうです。

Logi Options+対応のショートカット&Easy-Switch

キーボード上部にはスクリーンショットや音量調整など、各種ショートカットキー/アクションキーを搭載しています。 専用アプリ「Logi Options+」に対応しており、最大12個のショートカットをカスタマイズ可能、さらにマクロ機能「Smart Actions」と組み合わせることで作業の自動化も行えます。

また、最大3台までデバイスを登録できる「Easy-Switch」機能に対応し、F1〜F3に割り当てたボタンでワンタッチ切り替えが可能です。 在宅ではデスクトップPC、外出時はタブレットやスマホというマルチデバイス環境でも、キーボードをそのまま使い回せます。

接続方式・バッテリー・環境配慮

K98MはBluetoothと同梱の「Logi Bolt USBレシーバー」の両方に対応し、USB-Cで充電しながらでも使用できます。 フル充電かつバックライトオフの条件では、約1年間の連続使用が可能とされ、いざという時の「バッテリー切れ」をかなり気にしなくてよい設計です(キー入力200万回相当)。

本体サイズは401 × 147 × 39.6mm、重量は約1,100gと、据え置き前提ながら安定感のある重量級ボディです。 環境面では、グラファイトに25%、オフホワイトに19%の認定再生プラスチックを採用し、サステナビリティにも配慮した素材使いになっています。

仕様一覧とまとめ

主な仕様をざっと整理すると以下の通りです。

項目内容
製品名Alto Keys K98M ガスケット搭載 ワイヤレス メカニカル キーボード
カラーグラファイト / オフホワイト
価格オープン(ロジクールオンラインストア価格:18,590円・税込)
発売日2026年2月26日(木)
配列JIS 日本語配列(102キー)
構造メカニカル(ガスケット式)、UniCushionガスケット、Marble Switch採用
バックライト白色、輝度調整対応
接続Bluetooth / Logi Bolt USBレシーバー、USB-C充電対応
Easy-Switch最大3台のデバイスをボタンで切替
サイズ・重量401 × 147 × 39.6mm、1,100g
対応OSWindows 10/11、macOS 11以降、iPadOS 14以降、iOS 14以降、ChromeOS、Linux、Android 9.0以降

ビジネス用途に振りつつ、ガスケットマウントや独自スイッチで「打鍵感」にしっかりこだわったロジクール初のメカニカルということで、日本語配列の静かめキーボードを探している人には注目の1台になりそうです。

グラファイト

オフホワイト

お得な情報

1

2026年2月3日、株式会社ロジクールは同社初となるガスケットマウント構造を採用したメカニカルキーボード「Alto Keys K98M」を発表しました。2月26日に発売されます。 ロジクール様から頂く ...

-ガジェット