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Windows 10が2025年10月15日にサービス終了もウィルス対策は従来通り配布

Windows 10が2025年10月15日をもってサービスが終了しました。とはいえ「拡張セキュリティ更新」によって簡単に無料で出来るので心配無用です。

Microsoft Defender(ウイルス対策ソフト)は2028年10月まで提供し続けるので、継続して使用しても安心です。

2025年10月16日に「更新プログラムのチェック」を押すとESUを適用していなくてもワクチンが提供されています。

最後の「累積更新プログラム」KB5066791が提供

修正プログラムは、毎月第2火曜日の翌日に配布されます。サービス終了と表示されているのに2025年10月15日にKB5066791が適用されるのは不思議な気分になります。

2025年10月14日(米国時間)、MicrosoftはWindows 10向けに最後の累積更新プログラム「KB5066791」をリリースしました。​
これにより、2025年10月をもってWindows 10は正式にサポート終了となりました。

更新内容の概要

KB5066791は、Windows 10 Version 22H2 / 21H2向けの累積的なセキュリティ更新です。
更新後のOSビルドは以下の通りになります。

  • 21H2: OSビルド 19044.6456
  • 22H2: OSビルド 19045.6456

このアップデートには複数の修正・改善が含まれています。

修正点一覧

  • 中国語IMEの修正: Unicode文字が正しく表示されない不具合を修正(GB18030標準準拠に)​
  • 文字入力制御バグの修正: USER32 Editコントロールでサロゲートペアが空白になる現象を解消​
  • WinRM/PowerShellタイムアウト問題の修正: コマンド実行が600秒で強制終了する問題を修正​
  • Azure環境の証明書更新: 新しい証明書チェーンを導入し検証を強化​
  • Faxモデムドライバの削除: 旧ltmdm64.sysを削除。該当ハードウェアは今後使用不可​

既知の不具合

今回のアップデートには既知の不具合は報告されていません。​

Windows 10サポート終了と今後の選択肢

このKB更新をもって、Windows 10の無料サポートは終了します。
以降は以下の3つの選択肢が提示されています:​

  1. Windows 11へアップグレード(対応機種なら無料)
  2. Windows 11搭載PCを新規購入(非対応機種向け推奨)
  3. ESU(拡張セキュリティ更新プログラム)へ登録
    • 個人ユーザーは最低でも1年間(~2026年10月14日)
    • 組織や企業は最長3年の延長が可能

セキュアブート証明書の有効期限に注意

Microsoftは同時に、Secure Boot証明書の有効期限(2026年6月以降)にも注意を促しています。
期限切れのまま放置すると、将来的に安全な起動ができなくなる可能性があります。​

まとめ

  • KB5066791はWindows 10最終版の累積アップデート
  • 主な修正はIME・文字入力・PowerShell通信など。
  • 不具合なしで安定稼働。
  • サポート終了後はESUまたはWindows 11移行が推奨。

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