マイクロコード0x12Fによる解決方法を提供したいところですが、まだベンダーどまりで一般公開されていません。一般公開され次第、動画版を公開します。
2025年5月3日現在
- ASUS TUF GAMING Z690-PLUS WIFI D4 未対応
- ASUS ROG STRIX B660-I GAMING WIFI 未対応
対象製品
第13世代・第14世代Coreシリーズ(Core i9/i7/i5のK/KF/KSモデルなど)
不具合の根本原因
クロックツリー回路が高温・高電圧環境で動作異常を起こし、Vminシフト(最小動作電圧上昇)を引き起こす現象。特に長時間の低負荷連続稼働時に顕在化します。
アップデートの変遷
- 0x125(2024年6月):高温時性能制御(eTVB修正)
- 0x129(2024年8月):過剰電圧要求抑制(SVID改善)
- 0x12B(2024年9月):軽負荷時電圧制御統合
- 0x12F(2025年5月):低負荷連続稼働時のVminシフト追加対策
新アップデート「0x12F」の特徴
- 複数日間にわたる「低負荷・少スレッド」タスク実行時の不安定性を解消
- パフォーマンス低下なし(Intel公式確認)
- 2024年9月版0x12Bの補完的修正
ユーザー対応策
- マザーボードメーカー提供のBIOSアップデートを即時適用
- BIOS設定で「Intel Default Settings」を選択
- 過度なオーバークロック/電圧調整を回避
注意点
本アップデートは劣化済みCPUを修復せず、あくまで不具合発生予防策。既に不安定症状が出ている場合は交換対応が必要。