Windows 11 24H2/25H2向けの2025年12月セキュリティ更新「KB5072033」(OSビルド26100.7462/26200.7462)が日本時間12月10日に配信開始されました。この月例パッチは、先月のプレビュー更新(KB5070311)で報告されたエクスプローラーの白フラッシュ不具合や仮想スイッチの通信問題を修正し、Copilotの共有機能改善も含みます。主に視覚的なUIちらつきやネットワーク安定性を強化する内容で、データ損失リスクはなく日常運用に適した適用が推奨されます。

主な変更点と修正内容
- エクスプローラー修正: ページ遷移時の白フラッシュ(KB5070311後発生)を解消。ホームやダウンロードフォルダの連続操作で確認可能。
- Copilot改善: 「Ask Copilot」共有時にクリックtoドゥウィンドウが前面表示されない問題を修正。
- 仮想化環境: 外部VMSwitchでVM通信不能(NICバインド外れ)を改善。再起動後の再チェックで解決。
- PowerShell強化: 5.1版のInvoke-WebRequestでWeb取得時の警告追加。セキュリティ向上だが、自動スクリプトはコード調整を。
これらの修正はプレビュー段階の不具合を月例で取り込み、ダークテーマユーザーや深夜作業者に特に有効です。
インストール手順
設定アプリから「Windows Update」→「更新プログラムのチェック」を実行し、「2025-12 累積更新プログラム (KB5072033)」を選択してインストール。再起動後、「システム」→「バージョン情報」でビルド番号を確認してください。SSU(Servicing Stack Update)が同梱のため別途不要で、差分ダウンロードにより高速化されます。
注意点と既知の問題
- ロック画面のパスワードアイコン消失はKB5070311由来ですが、本更新で間接改善。
- Secure Boot証明書の2026年問題対応を計画的に。問題発生時はDISMでロールバック可能。
- 初期報告では不具合少なく、適用推奨。ただし仮想ホスト環境はNIC再構成を。
KB5072033は実用性を高める安定パッチです。適用後エクスプローラー遷移をテストし、快適なWindows 11環境をお楽しみください。
関連URL
2025 年 12 月 9 日 — KB5072033 (OS ビルド 26200.7462 および 26100.7462)